万葉仮名は、漢字一字に一音を対応させて、表音文字として用いた知恵である。しかし、表意文字の漢字の本質は、音としての表現から、意味を完全に取り去ることを許さない。表音文字として使いながら、やはり、漢字の持つ意味は、付きまとい、また、それを使いこなす知恵を当時の人々は、持っていたのである。 かな序に、... 続きをみる
2017年4月のブログ記事
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再考した際に、また新たな発見をしたので、本文p.51の六歌仙評の遍照の部分を書き直した。 古今和歌局第三夏歌(165) はちすはの にこりにしまぬ こゝろもて なとかはつゆを たまとあさむく はちすはの=蓮の葉の、恥す・は(巴、篆書体の形からともえの形で、性交を示す)・の。 にこり=尼(仏教に帰依... 続きをみる