貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2020年6月のブログ記事

  • (46)衣通郎姫の歌

    允恭天皇8年春2月に、衣通郎姫(そとおしのいらつめ)が允恭天皇を忍んで詠んだと、日本書紀にある歌。 和餓勢故餓 勾倍枳豫臂奈利 佐瑳餓泥能 區茂能於虛奈比 虛豫比辭流辭毛 わかせこか くへきよひなり ささかにの くものおこなひ こよひしるしも (我が背子が来べき宵なり、ささがにの蜘蛛の行ひ 今宵著... 続きをみる