貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2021年1月のブログ記事

  • (52)平安時代に梅毒はあった

    芥川龍之介の短編に「鼻」という話がある。今昔物語(平安後期)や宇治拾遺物語(鎌倉時代)を出典とする鼻の長い僧の滑稽な物語で、この鼻は、どうして長いのか、現代での診断の解説を読んだことはない。ただ、単に面白い「長い鼻のおはなし」として、設定されたのだろうか。 ショッキングなことであるが、かな序を解読... 続きをみる