貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2019年10月のブログ記事

  • (37)「雑歌」は、雑多な歌ではない。

    古今集は、春の歌からはじまる。万葉集は、「雑歌」からはじまる。 これを「ざっか」と読んではいけない。「くさぐさのうた」だ。古今集には、第17、18に雑部がある。 くさぐさ=日(くさ=天皇)・具者。 つまり、天皇とその取り巻きの人々が詠んだ歌ということだ。 今でも、苗字が「日下」という人がいる。これ... 続きをみる

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