元永本古今和歌集(254)の代わりに、(1118)が掲載されている。(253)は、家持の死を、(255)は、藤原氏北家の隆盛の自負を詠っている歌の間に挿入されたこの歌から、早良親王が、井上内親王の長男ではないかと思われたので、説明したい。 (1118)わかゝとの わさたのいねも からなくに また... 続きをみる
一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。
元永本古今和歌集(254)の代わりに、(1118)が掲載されている。(253)は、家持の死を、(255)は、藤原氏北家の隆盛の自負を詠っている歌の間に挿入されたこの歌から、早良親王が、井上内親王の長男ではないかと思われたので、説明したい。 (1118)わかゝとの わさたのいねも からなくに また... 続きをみる