貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2018年2月のブログ記事

  • (21)定家は校訂し、歌の意図は改ざんされる

    現在流布している古今和歌集は、定家の写本した伊達本で、原本のそのままではない。定家は、漢字に支配された万葉集の影響の強い古今集から、積極的に和文としてこなれた歌集へと校訂して、和語の基礎を整えることに力を注いだといえる。 しかし、その反面、貫之らの歌に込めた意図は、その多くは消し去られてしまった。... 続きをみる

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