貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2017年12月のブログ記事

  • (19)あかねさす…の相聞歌

    あの有名な額田王と大海人皇子の蒲生野の相聞歌を解読してみたい。これまで、元永本古今和歌集で鍛えられた「掛詞」の解読眼が試される… 万葉集巻第一(20)には、「天智天皇が蒲生野で狩りをなさった時、作った歌、額田王」とあり、次に大海人皇子の歌とあるように、相聞歌。 (20)天皇(天智)蒲生野に遊猟した... 続きをみる

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  • (18)清和天皇の麦角による毒殺

    清和天皇の密殺が、基経によって行われたことは、貫之の(1114)の歌に詠まれている。その毒殺が、今は知られている麦角でなされていたと読めて、私自身、疑心暗鬼‼ 驚愕‼ しかし、あくまで、その言の葉を信じて、解読してみた。その歌とは、(307)。 (307)題しらす ほにしいてぬ やまたをもると か... 続きをみる