貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2018年5月のブログ記事

  • (26)陽成天皇は、名歌人❣

    陽成天皇は、業平の子である。さすがに、歌もうまい! 業平の子の証明になるほどうまいと、思ってしまった歌を紹介します。 (1120)おちたきつ かはせになひく うたかたの おもはさらめや こひしきことを 「激しく流れる川瀬に揺れ動く泡沫は、恋慕っていることに思いをはせないのでしょうか。」 おちたきつ... 続きをみる

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  • (25)陽成天皇は、業平の子。

    清和天皇の長男とされる貞明親王は、高子と業平との不倫の子であると暴露している歌がある。貫之が、「かな序」で絶賛した文屋康秀の作、(445)。良房が、源信を毒殺したとも暴露している(249)。 (445)二条后のまたみやすところと申ける時 かめにけつり花をさせるを よませたまひけれは        ... 続きをみる

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