貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2023年6月のブログ記事

  • (72)陽成の撲殺事件の真相

    883年乳母の子源益が、陽成によって撲殺されたとされる事件。 当時、陽成は、13,4歳で益は、親しい遊び友達だ。元永本(938)詞書にその真相が語られている。仮名序での二重詠みの如くであるが、すさまじい語句の変換に迫られた。小町の和歌だが、詞書は、小町が書いたわけではない。意図して、闇の歴史を語っ... 続きをみる