巻第10 物名(436)には4字の脱字があるとされ、定家は、「あたなる」を補って入れている。 (436)さうひ つらゆき われはけさ うひにそみつる 花の色を ものと 云へかりけり 「私は今朝初めて見たが、世間で珍重しているこの花の色をあだっぽいものであるという... 続きをみる
一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。
巻第10 物名(436)には4字の脱字があるとされ、定家は、「あたなる」を補って入れている。 (436)さうひ つらゆき われはけさ うひにそみつる 花の色を ものと 云へかりけり 「私は今朝初めて見たが、世間で珍重しているこの花の色をあだっぽいものであるという... 続きをみる