貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2019年11月のブログ記事

  • (38)承和の変後の童謡

    承和9年(842年)に起きた承和の変は、嵯峨天皇の下で続いた輩行が直系皇位継承に代えられた一大転換期であり、北家良房がその権力を確立した事件である。 続日本後紀承和9年8月13日の項を見てみると、廃太子された恒貞親王が、宮中から淳和院に送り届けられとことが記されている。 「承和9年8月甲戌(13日... 続きをみる