春 あめつちほしそら 夏 やまかはみねたに 秋 くもきりむろこけ 冬 ひといぬうへすゑ 思 ゆわさるおふせよ 恋 えのえをなれゐて 藤原有忠という人が「あめつち」の48文字をそれぞれ和歌のはじめにおいて、源順(911~983年没)に送ったところ、順が、こんどは和歌のはじめと終わりに同じ文字をおいて... 続きをみる
一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。
春 あめつちほしそら 夏 やまかはみねたに 秋 くもきりむろこけ 冬 ひといぬうへすゑ 思 ゆわさるおふせよ 恋 えのえをなれゐて 藤原有忠という人が「あめつち」の48文字をそれぞれ和歌のはじめにおいて、源順(911~983年没)に送ったところ、順が、こんどは和歌のはじめと終わりに同じ文字をおいて... 続きをみる