貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2022年4月のブログ記事

  • (59)漢文からの影響

    掛詞の特性は、複数の文節を可能にする漢文の特性に由来する。 例えば、「伝不習乎」(論語)。二通りの解釈ができる。訓下すと、 ①習はざるを伝ふるか。→(自分が)習ってないことを伝えたか? ②伝えて習はざるか。→(先生から)伝えられたので、習わないのか? 構文の原則を守りながら、幾通りの文に理解が可能... 続きをみる