貫之の心・私の元永本古今和歌集

一味違った古今集の解読を試みたものです。
抒情詩として読まれてきましたが、「掛詞」をキーワードに解読してみると、政治的敗者の叙事詩が現れてきました。その一部、かな序だけでも鑑賞していただけたらと思います。

2022年5月のブログ記事

  • (61)人麻呂の死

    (623)小野小町 みるめなき わか身をうらと しらねはや かれなて海人へ あしたゆくくる 説明は省くが、この歌意は、 「人麻呂は、天武の子と知られていなかったので、火葬にされなかった。妻は、首をつって自殺した。」 というものであったので、万葉集の彼の辞世の歌をみた。 万葉集(223) 柿本人麻呂... 続きをみる

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  • (60)新たな系図

    元永本古今集を解読するに、だんだんとその系図が明らかにされてくる。これからも新しい知見により、更新される可能性はあるが、今の時点でまとめる。 桓武ー平城ー嵯峨(母は乙牟漏)ー仁明ー光孝ー宇多ー醍醐      \淳和(母は旅子)ー文徳(母は順子)ー清和・・・陽成(業平と高子との子) このデカダンの時... 続きをみる